コンサドーレ年間総括<前編>

 今季はクラブ史上最高順位4位でフィニッシュ

 昨シーズンは11位でシーズンを終えたが今シーズンは4位フィニッシュ。ACLの出場権こそ獲得はできなかったものの”躍進”という言葉が似合う順位でのフィニッシュといえる。15勝10引き分け9敗で勝ちが一番多く敗戦が一番少ないというのは理想的なシーズンではないだろうか。

 今回はこのシーズンが終わったタイミングで4位で終えた今シーズンを簡単に総括していきたい。

 

 

 スタイルの大きな転換が順位浮上の最大の要因

 今シーズンはミハイロ・ペトロヴィッチ(愛称:ミシャ)新監督を迎えて臨んだ。

昨シーズンまで築いてきた堅守からのシンプルなカウンターというスタイルから自分達でボールを運び”崩す”という攻撃的なスタイルへと転換。ミシャ監督での一年目は過去の在籍チームのデータから見ると苦戦を強いられていた印象があるためサポーターの一部には我慢のシーズンと考えていた人もいたと思うが見事な成績を残した。

 長年「ドン引きのカウンター」というイメージの強かったコンサドーレに自分達から仕掛けていくという超攻撃的サッカーをキャンプからチームに落とし込んだことにより別チームというようなスタイルの変化を遂げた。チームの得点数は48で昨シーズンから9得点増えた。一方で失点も48と昨シーズンより1点増えただけだった。

 

 

 若手の成長が新しい風を吹かす

 菅、深井、荒野、進藤、三好という5選手は今シーズン大きなアクセントを与えてくれた。深井は大きなケガを何度も乗り越えいくつかの欠場はあったが今シーズンはシーズン通して試合に絡めていた印象だ。そして菅は左WBを主戦場としたが出場を重ねるにつれてクロスの精度や持ち前のスピードでサイドをえぐるシーンも見えた。進藤は”全試合フル出場”これだけでもチームへの貢献度は伝わるだろうが得点も4を記録している。

 

 

 チャナティップ、駒井の二人はキーマンだ

 ミシャ監督が攻撃的なサッカーをするにあたってチャナティップと駒井のドリブラー二人は存在感が大きかっただろう。チャナティップはミシャが太鼓判を押すほどのアイディアとセンスに溢れた選手で8得点を挙げている。駒井については右WBそして後半戦ではボランチやシャドーに入るなどユーティリティな部分も見せた。しかし、ただユーティリティなだけでなくどのポジションに入っても高いクオリティでプレーすることができる。そしてWBに入ったときにはサイドをドリブルで切り裂いたりシンプルにクロスを入れるなど「替えの利かない選手」という印象だった。

 

 

 

後編へ続く