コンサドーレ年間総括<後編>

 躍進の裏で来季への課題も

 前編では今シーズンを通しての大きくクラブとしての成長であったり変化を取り上げてきました。後編では来季への課題、不安材料というものを取り上げていきたいと思います。

 

 

 要所での試合を落としてしまう

 今シーズン”取りこぼし”は非常に減ったと思います。中位もしくは下位相手の試合だとある程度引き気味に構えてくるチームもあり札幌がやりたいようにさせてもらえることも多くありました。一方で川崎や鹿島そして広島の上位陣には主導権をとられることも多くこの3チームから今シーズン勝ち点3を奪うことはできませんでした。来季以降さらなる浮上を目指すのであればその3チームから勝ち点3を奪うことは必須です。

上位陣と勝ち点の差を埋めるには直接対決で勝つのが一番手っ取り早いのだから。

 

 

 バックアッパーに力強さを感じない

 今季のコンサドーレでは選手層の薄さを感じたことも多いはずだ。ミシャ監督になってからは攻撃に重点を置くことから選手起用ではスピードのある選手やテクニックであったりビルドアップのセンスが良い選手をファーストチョイスとして使っていた印象がある。昨季までは左WBには石川、CBには横山や菊池が起用されていたが今季は菅やキム・ミンテ、荒野や深井そして進藤が多く起用された。しかし今季スタメンを1つ2つでも替えるとかなりプレーの質が落ちたようにも思える。駒井の代わりがいないというのも感じたことだ。今季は幸い大きなケガは少なくスタメン陣の長期離脱はなかったが来季以降離脱した時に高いクォリティでプレーできる選手が欲しいところだ。途中交代での出場でもインパクトを残せる、悪い流れを断ち切ることができる選手がベンチで欲しかったというのがシーズンの後半戦は特に感じたことだ。

 

 

 来シーズンはクラブとしてJ1で3年目を迎えるシーズン

 コンサドーレが目標としているのは「J1定着」。今季残留を果たし来季は初のJ1三年目を迎える。しかし、まだまだ定着とは言えないだろう。ミシャ監督1年目でここまでの成績を残すと来季の期待値は高まるだろうが堅実に来季も戦ってほしいというのが私個人の願いだ。